ハイローオーストラリア ハイロー(High&Low)解説

ハイロー型は、判定時刻におけるレートが、購入レートより高いか低いかを当てるタイプのバイナリーオプションです。トランプゲームのハイ&ローに似ていることからその名が付きました。色々なタイプがある中でもルールが最も単純で、多くのBO業者が取扱っています。

ハイローのシステムと購入の流れ

ハイローオーストラリアを例に説明します。まず、時間軸として「スタート」「ストップ」「満期」があります。

スタートとは取引開始時刻のことで、ここから購入可能となります。具体的には、ハイかローを選び、何円分買うかを指定して購入ボタンを押すだけです。数クリックで終了します。

次に、ストップとは購入締切時刻のことで、これ以降は購入することができません。スタートからストップまでの間はいつでも、ハイでもローでも、異なった金額のものでも、何個でも追加購入できます。

最後に、満期とは判定時刻のことであり、この時刻におけるレートと購入時のレートを比較、予想が的中しているかが判定されます。複数購入した場合には、それぞれ個別に購入時レートとの比較がなされ適否が自動判定されるので、例えば7個購入した場合には、4個が的中、3個が外れという具合に、分かりやすく色分けされて一覧表示されます。判定時刻から実際に判定結果が出るまでには数秒程度かかります。これまでの経験上ほぼ15秒ぐらいで判定は終了し、30秒以上かかったという記憶はありません。判定が完了するとただちに、口座残高に反映されます。そして増加した資金はすぐに次のトレードから使うことができます。

①スタート(開始),②ストップ(締切),③満期(判定時刻)

続々導入されている短期物が人気

ハイローではスタート時刻が固定回号のものとそうでないものがあります。たとえばハイローオーストラリアでは、固定のものは1日、1時間、15分があります。1時間のものは毎正時(分以下の端数の付かない時刻)、15分間隔のものは9時00分、その次が9時5分のように5分毎に規則的に次々とスタートしていきます(常時3回号分が重なって開催されます)。

一方、スタート時刻が固定されていないものはオンデマンドと呼ばれ、5分、3分、1分があります。オンデマンドでは、投資家が購入ボタンを押した時点からカウントダウンタイマーがスタートし、指定時間経過後に満期となります。ハイローオーストラリアでは2015年になってから導入されたのですが、トレードの自由度が上がったことでさらに人気化しており、口座開設が殺到しているようです。

回号タイプとオンデマンド、どっちが有利?

回号タイプのものとオンデマンドタイプのものは、トレードの流れ自体に大きな違いはありません。ただし、回号タイプでは満期が固定ですから、判定レートによって多数のトレーダー(≒ポジション)が一斉に的中判定されるのに対し、オンデマンドタイプでは、各トレーダー(≒ポジション)ごとに満期が異なりますから、個別の判定レートによって的中判定されるという違いがあります。また、バイナリーオプションのトレーダーが増えれば増えるほど、判定時刻において一瞬レートが跳ね上がるような乖離現象が起きるリスクが高まるのではないかと予想していましたが、事実、為替レートを見ていると回号タイプのバイナリーオプションにおける判定時刻に、その影響と思われるレート乖離現象が散見されるようになってきました。

回号タイプに参加する場合は、このような乖離現象による判定時刻直前のレート不安定性に留意してください。

ハイローとスプレッドハイロー

ハイローオーストラリアには2種類のハイローがあります。スプレッドなしハイロー(通常型ハイロー)と、スプレッドありハイロー(スプレッドハイロー)です。

ハイローはスプレッドがなくペイアウトが1.85倍~1.75倍(通貨ペアや時間帯により変動)、スプレッドハイローはスプレッド(通貨ペアや時間帯により変動)があるかわりにペイアウトが2倍となっています。

レートが激しく動く場合はスプレッドハイロー

政策金利やGDP、雇用統計発表前後の時間帯はレートが激しく動くことが多く、少々のスプレッドは無いのも同然となります。このような状況では、2倍のペイアウトが断然魅力的です。しかし、レートが激しく動く場合には、それに伴ってスプレッドも拡大するので、その開き方にも注意してトレードすることが必要です。

ヨコヨコ相場では通常型ハイロー

あまり上下動がなく、一定のレート周辺でウロウロしているようないわゆるヨコヨコ相場では、スプレッドのない通常型ハイローで勝負します。ヨコヨコ相場では価格変動が小さいのですから、少しのスプレッドでも埋めることができず、スプレッドハイローでは苦戦を強いられます。ペイアウトは低いものの、通常型ハイローが威力を発揮する場面です。

明らかなトレンドがあるとき

上下方向への明確なトレンドがある場合には、スプレッドハイローで2倍を獲りに行きます。トレンドがある場合でも、レートは細かく上下を繰り返しながらトレンドに沿った動きをします。上値や下値を追いすぎて不利なタイミングにならないよう、少し戻したところでインするなどの見極めが必要です。

レンジ相場では

ヨコヨコ相場よりも上下幅のあるレンジ相場では、レンジの大きさによってスプレッドハイローと通常型ハイローを使い分けます。短時間に比較的大きなレンジを形成するような相場であればスプレッドハイローを、あまり大きなレンジではないと判断すれば通常型ハイローを選択します。このあたりの判断基準はクイックデモで訓練するか、もしくは実践で慣れればできるようになってきます。

ハイローオーストラリアなら不足なし!!

オンデマンドがスタートしたのと同時に、他のトレーダーの選択が一目で分かる機能が追加されました。トレーダーズチョイスと呼ばれるこの機能は、みんなの予想が色分けされ直観的にわかるようになっており、判断に迷った際には参考になります。

トレーダーズチョイス(画像では44:56)

ハイローオーストラリアは、その名の通りハイローに特化したバイナリーオプション業者です。上記のようにスプレッドハイローと通常型ハイローを使い分けられるのは、ここを利用する者だけが得られるアドバンテージです。また、アットザマネー(ATM)の取り扱いについては、トレーダーが不利にならないよう配慮されています。アットザマネーとは購入レートが判定レートと同じになったケースのことで、ハイローオーストラリアでは掛け金全額が戻ってくるシステムになっています。

ハイ&ロー型の特徴まとめ