ラダーオプション解説

ラダーオプションの特徴と購入の流れ

ラダーオプションのしくみ

ラダーとは梯子(ハシゴ)のことです。ラダーオプションは、あらかじめ一定の間隔で設定されているターゲットレート(=権利行使価格)の中から選んで購入します。ターゲットレートが等間隔で並ぶ様子からハシゴがイメージされ、名付けられました。判定時刻における為替レートがあるレートを上回っているか、または下回っているかを予想するというルールです。

ターゲットレートが梯子のように見えるラダーオプション

例えば、図のように今ドル円が110.788円だとして、110.800円を超えるのはまず間違いないなと予想したとしましょう。その場合は、権利行使価格110.800円のラダーオプションのコールを購入します。今オプション1枚の価格が約480円、これを10枚購入します。条件達成(=予想が的中)すると1枚あたり1000円がペイアウトされます。このときの利益を計算してみましょう。

利益=(1000円-480円)×10枚=5200円

となります。

ラダー型はオプション価格が安い

オプションの価格はプレミアムと呼ばれます。国内の証券口座で取引した場合、プレミアムは1枚あたり1円~999円の範囲で変動します。例えばある時点では134円のものがあったり、817円のものがあったりします。プレミアムは、条件達成のしやすさ、原資産のレート、残り時間によってリアルタイムに変わるのですが、算出はブラック・ショールズ式と呼ばれる理論価格モデルに基づきます。的中時に払い出される1枚あたりのプレミアム(ペイアウト金額)は固定で、購入時点ではプレミアムが上下しているため、安い価格で購入できればそれだけペイアウト倍率が高くなるというところは、レンジ型やタッチ型と同様です。たとえば、プレミアムが250円の時に購入したオプションが的中したとき、ペイアウトは1000円固定なので結果的にペイアウト倍率は4倍ということになります。ハイローに比べて購入時のプレミアムが安いのが、ラダーの特徴です。

やや難しいラダー型は、少々慣れが必要

ハイローよりも難しい理由は、トレンドを明確に見出さなければ的中させるのが難しいからです。ラダーでは設定されたターゲットレートの中から1つを選びますが、これはつまり現在のレートから少し遠いレートに到達しなければならないことを意味しています。ハイローと比べてハイリスク・ハイリターンな取引と言うことができます。

ラダーはとてもメジャーなタイプなので、ハイローオーストラリアのようなタイプ特化型を除くほとんどの業者が取り扱っています。ただし、メジャーだからといって勝てるかどうかというのは個々人の力量の問題になってきますから、そこは認識しておきましょう。個人的に、ラダーは少し難易度が高いので初心者にはハイロー型を強くおすすめしています。

相対的にペイアウト倍率は高い

ラダーオプションでは、購入時現在のレートが既にターゲットレートに到達(=条件達成)しているものは価値がゼロもしくは著しく低く、購入しても利益が出ることはほぼありません(※)。すなわち、ターゲットレートが現在のレートに近いものほどプレミアムが高く、離れるほど安くなるという特徴が挙げられます。

※実質的なペイアウト倍率は1倍に近くなるため、投資妙味に欠けます。ただ、このような薄利を積み重ねるトレード手法も存在します。

オプション1枚あたりの払戻金が固定値である一方、購入時のプレミアムがレートに連動してリアルタイムに変化するため、結果的にペイアウト倍率は変動します。ターゲットレートが現在のレートに近いものは達成しやすいためプレミアムが高く(=ペイアウト倍率が低く)、逆に遠く達成しにくいものはプレミアムが安い(=ペイアウト倍率が高い)というイメージを持つと理解しやすいと思います。

ハイローでも実質ペイアウト倍率は2倍以上にもなりますが、前述のようにラダーはハイローよりも達成ハードルが高いため現在のプレミアムは安くなり易く、ペイアウトはより高倍率になり易い特徴があります。

資産倍増!ラダー型で狙う相場とは

それでは、ラダーオプションが得意とする、あるいは苦手とするのはどのような相場なのでしょうか?

ラダー型では、最終的に予想レートを超えれば良いのでした。すなわち、ある時刻におけるレートが明確に分かっているような場合に、ラダーは適しています。たとえ明確に分かっていなくても、このあたりは超えているはずだという予想ラインが分かっていれば充分です。

判定レートが購入レートを1pipsでも超えていればペイアウトされるハイロー型と比べると、若干遠いレートにまで到達しなければならないラダー型は、条件達成においてハードルが高いといえます。そのかわりにペイアウト率が10倍近くになることもあるため、明確な方向性が見えている場合には、ハイロー型よりもラダー型を選択し、高ペイアウトを狙います。このあたりは条件達成の実現可能性によって使い分けるのが良いでしょう。

一方、ラダー型が苦手とするのは相場に方向感が無い、レンジ相場やヨコヨコ相場です。これらの場合には、一瞬ターゲットレートに到達したのち、すぐ未達領域に戻ってしまったりして、達成には運任せの部分が大きくおすすめできません。

以上のようにラダー型はペイアウト率が高いため、大幅に資産を増やす爆発力を秘めています。その反面、条件達成はやや難しいので、高倍率に目がくらんでただやみくもに賭けるのでは失敗するリスクは高いです。まずは簡単なハイロー型で経験を積み、慣れてきたらラダー型も組み合わせてトレードするという形が理想的なのではないでしょうか。

ラダー型の特徴まとめ