レンジ・タッチ解説
レンジオプションの攻略
レンジオプションは、レートが一定の範囲内、または範囲外にあることを予想するバイナリーオプションです。つまり、レンジインオプションでは、判定時刻におけるレートが予想した範囲内に収まることが求められます。途中レンジ外に出たとしても、最終的にレートが範囲内にあれば的中となります。仮に範囲外で購入したときは、レンジで設定されている境界線をブレイクし、判定時刻までに範囲内に入っていれば達成となります。また、レンジアウトオプションでは、判定時刻におけるレートが予想した範囲外に収まることが求められます。仮に範囲内で購入したときは、その範囲をブレイクし、判定時刻までにレンジ外へ抜け出していれば達成となります。
ハイロー型では購入時のレートを基準に、高くなるか安くなるかを予想するというごく単純なルールでした。それと比較して、レンジ型は範囲内または範囲外にあることを予想するので難しいと言えます。また、ラダー型ではあるラインを超えるかどうかを予想するだけでしたが、レンジ型では上下2ラインに挟まれた閉鎖空間について予想しなければならないので、ラダー型よりも難しいと言えます。レンジ型は、ラダー型を2つ組み合わせたものと言い換えることもできます。難易度が高いぶんペイアウト倍率は高くなっています。
レンジイン、レンジアウト型の使い分け
レンジインではレンジ内に収まることを予想するので、トレンドが不明確かつボラティリティが低い、または安定して推移しているときに向いています。いわゆるヨコヨコやボックス相場ですね。振れ幅をよく観察してから上下のラインを決めればうまくいくはずです。
一方、レンジアウトでは上下どちらかのラインをブレイクしていくことを予想するので、トレンドが明らかな場面に向いています。まず上下のラインを決めることが必要ですので、閉鎖空間(=レンジ)を設定するという意味ではレンジインと要領は同じです。
タッチオプションの攻略
ある1つのラインを超えるかどうかを予想するタイプです。購入から判定時刻までの間にターゲットレートに到達すればOKです。つまり一度でも超えたら達成となり、その後判定時刻までの間に未達レートに戻ってしまってもペイアウトされます。ハイロー型と同じぐらい単純ですよね。実現可能性が高いためペイアウト倍率は低めとなります。
波乱様相なら迷わずタッチ型
相場が荒れに荒れる指標発表時などは、迷わずこれをチョイスします。発表される指標の種類によって変動幅が違うので、それに合わせてターゲットレートを決めます。たとえば、政策金利やGDP、貿易収支、労働統計などでは変動が大きく、逆に新規住宅着工件数などでは小さくなる傾向があります。このあたりの感覚は、トレードに慣れていくに従い身に付くはずです。もちろん、現在のレートよりも遠いターゲットレートにすれば実現可能性が低くなるためペイアウト倍率は高くなります。